おとなのげーむめも

myゲームメモとうちわ受けの話です。考察はありません。リンクフリー、ご自由に(いるのか?)

LUK1で完全回避100にしたい   &思い出話

計算機

 

LUK1で完全回避100を妄想していました。
大きなイベントの谷間だし、装備の見直しとか大事だよね!

 

わたしの思いつきと、財布との折り合いをかんがえてあれこれつんでみたんだけど、

まだ、足りない。
あと1足りないんだけど、これは料理で埋めるしかないのかなぁ。

 

鎧はもっといいのがありそう。
ここ数ヶ月サボってたら世界が進化しててうらしまたろうになりかかってます。はい。

有識者をつかまえて相談してみなくちゃ。

 

 

 

追記は思い出話(長いです。すみません)

 

 

 

 

 

 

ROも今年で19年という恐ろしい歳月、
何かを思い出すときに、
「あれは、ROの○○パッチの頃だった」なんて思い出し方をする自分が
ちょっとイヤ。
リアルの思い出も、ROのパッチ基準で思い出すのだけど
当然、ROの中の出来事もパッチや当時の相方で何年頃のことだななんて思い出しちゃうのです。

 

で、時々おもいだすのが繭羅さんという
中身男だったけど可愛いキャラをこよなく愛する人。
だらだらゲームをしていたわたしの身内では、
ガッツリゲームに時間を割いているプレイヤーさんでした。
女キャラにコロネットをつけていました。
あの頃のコロネットは高級品で、見た目もかわいいので羨ましかったです。
繭羅さんのことを当時のわたしのめんどくさい相方が「俺はネカマが嫌いなんだ」と
毛嫌いした思い出が、
わたしの脳内では関連事項としてリンクされてるので、
2005年くらいの話だと思います。
もう、16年も前の話なのか。

 

繭羅さんに出会った時、この人とは仲良くなれそうな気がする
って、思ったんですよね。多分思った。
で、割と仲良くなったんです。
最終的には、彼にとってゲーム上一番信用してもらっていたと自負しています。

 

その繭羅さんが、
「しばらくアメリカにいるのでゲームができません」
と宣言してきたことがあったのです。
「仕事ー?」
なんて、みんなでのんきに聞いてみたところ、
「心臓に欠陥があることがわかったので、
九州の実家から東京に出てきて、従兄弟の家に身を寄せつつ
東京の病院に通っていたんだけど、アメリカで手術しか完治の道がないと言われて」
と、さらっと身の上話をはじまったのです。
心臓の病気・・・アメリカで手術。
聞いただけで、事態は深刻です。
「あ、そうそう。今一緒に住んでいる従兄弟が、たまーにわたしのアカウントでログインするかも。気が付かないふりしてあげてね。(ホントはやっちゃダメです)
あと、従兄弟は携帯サイトつくってるんで、よかったらアクセスしてね」
と、さり気なく従兄弟さんのサイトURLを宣伝してアメリカに発ったのでした。

どんな経緯かわすれたけど、わたしは繭羅さんとメールアドレスを交換してました。
アメリカぐらしを始めた繭羅さんから毎日のようにメールが届きます。
アメリカの天気、明日は病院で検査。
そんな話がメイン。
どなたかご家族が一緒だった気がするけど、不安はMAXだったみたいで、
「手術いつになるんだろうと思うと怖くて」
と、弱気な発言もありました。
「大丈夫、今の医学をわたしは信じてるよ!」
なんて、ものすごく無責任な言葉で励ました記憶があります。
「手術してどのくらいで帰れるのかな。
何年もアメリカにいるのは経済的にも不安」
ゲームの中で、元気に敵をたおしていた繭羅さんとは別人のように力ないメールのやりとりをしていました。

 

それから1週間くらいしたころ、
突然、繭羅さんのキャラがたまり場にやってきました。
これが噂の中身従兄弟さんか?
と、やや警戒していたのですが、
「ただいまー、中身も繭羅です!」
と、清々しい感じで挨拶してきたのです。
「あれ?もう日本なの?」
と、きいてみたところ。
「うん。手術しなくてもいいことになったの。
それで、日本に帰ってこれた。しばらくは東京の病院に通うので
従兄弟の家に居候だけどね」
とのこと。恐ろしい手術を免れてサバサバした感じでした。
「そうなんだ、やったね。手術しなくて済んでよかったね」
なんて、たまり場の面々も挨拶をしていました。
この時、わたしはアメリカまで行ったのに手術なしで帰って来たという事は・・・
さじをなげられたのでは?という不安がつきまとったけど、黙っていました。

 

従兄弟さんの家には、ゲームができるPCがないとのことで、
時々カフェにいってゲームをしている繭羅さんでした。
ログインしたときに遊ぶ人がいないとさびしいのか、
カフェにつくとわたしにメールをしてくるのでした。
そんなわけで、繭羅がログインすると、まったりおしゃべりしながら
一緒に狩りに出かけたりしていました。

 

あるとき、繭羅さんが懐かしい時計塔に行きたいとのことで
ついていったことがあります。
アラームをちょこちょこたおしながら、おしゃべりしつつ
まったりしていたところ、
「ちょっとまって、胸が苦しい」
と、繭羅さんがチャットを打ってきて、そのままキャラが棒立ちになりました。
わたしは、顔面蒼白。
うかつに「大丈夫?」なんて、チャットを打ったら、返事を催促してるようだし、
っていうか、具合わるいなら救急車呼んであげたほうがいいのかな。
いや、どこのネカフェにいるのかまったくわからない。
もし、このまま繭羅さんが悪化してしまったら、
ログイン履歴などから、わたしと一緒にいたことがわかって
ご両親に咎められたりしないかな?
「うちの子が病気だって知っていたのに、こんな不健康な遊びに付き合わせるなんて!」
って、言われたらわたしなんて答えよう。
脳内で、20手も30手も先のことを考えて青ざめたりしました。

しばらくしたら、繭羅さんのキャラは動き始め
「もう、大丈夫」
というのですが、心配だったので狩りはやめてたまり場でのんびりすることにしました。

 

そのあたりから、繭羅さんのログイン率はガクッとさがり、
そのうちログインしてるところ見なくなりました。

そして、2-3ヶ月たったある日、ギルメンの一人が
「繭羅さんの従兄弟さんが作っているサイト見てたら、
近況報告として、繭羅さんのことがかいてあったよ。
繭羅さん、亡くなったわ」
という、情報を提供してくれました。
わたしは、そのサイトに足を運んでいないのですが
SSを送ってくれて、
たしかに、一緒に暮らしていた従兄弟が心臓病で死んだという近況が書いてありました。
本名もしらないし、何歳なのかも知らないし、
実家は九州らしいとか、東京の大きな病院に通ってたらしいとか・・・
ぼんやりした輪郭しかわからないのですが、
他のだれにも言えない「手術が怖い」とうちあけてくれていた繭羅さんが、あらためて不憫に思えたのでした。

 

 

それから、また数ヶ月したある日、
当時は賑わっていたプロ南マップに、コロネットをつけた女キャラを発見したのです。
カーソルを合わせるのが遅くて、名前を確認することができず、
そのキャラはプロの街へ消えて行ったのです。
女キャラでコロネットっていうのは珍しかったので、
わたしはそのキャラのあとを追いかけたのですが、
街は露店や買い物するキャラでごった返していて
見失ってしまったのでした。

 

たんなる人違い、
または、中身が繭羅さんの従兄弟さんだった
という、身も蓋もないオチの可能性もあり、その可能性のほうが高いんですが、
繭羅さんにとって、心臓病だと告げられたときの恐怖や悲しみが
ラグナロクで少しはうすまっていて、
その思いがプロンテラの街にまだ残っているのかな
なんて、考えたのでした。

もうすぐお盆か。
繭羅さんの魂は心穏やかに眠っているのかな。


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